えー!そんなビザがあったんですか?
孫 七:「万次郎さん、ビザについて教えてください」
万次郎:「ふぅーむ、フィリピンは始めて来たのかな?」
孫 七:「はい、今回7年ぶりに来たんですが、以前は仕事で来ていました。
上手くいかず、しばらく、妻と日本で仕事をしていたんですが、
会社を退社し、何とか年金で暮らしていこうと思っているんです。
妻は、こっちに帰りたくないと言うんで、一人で来ました」
万次郎:「そうすると奥さんはフィリピン人かな?」
孫 七:「そうです」
万次郎:「じゃあ、結婚ビザを取ればいい、一番安い永住ビザじゃ」
孫 七:「実は、10年ほど前に結婚ビザを取ったんですが、もう有効期限が
切れていて、今は観光ビザになってしまいました。イミグレで聞い
たんですが、アニュアルレポートのペナルティを払っても、駄目だと
言われたんです」
万太郎:「もう一度、結婚ビザを取り直せばいいんじゃないかい?」
孫 七:「妻がこっちに帰りたくないと云うことをきかないんですよ。
ですから妻と一緒に面接が受けれないので、申請できないんです」
万次郎:「実は13Eというビザがあるんじゃよ」
孫 七:「13E?・・・それって、結婚ビザじゃないですか?」
万次郎:「結婚ビザは、13Aじゃ。WEBサイトで、1年目の仮の結婚ビザを
13A、翌年の正式な結婚ビザを13Eと言っておるが、
正確には間違っとる。
結婚ビザは、1年目も翌年も13Aなんじゃ。
13Eは、過去に結婚ビザを持っていて、5年以上フィリピンを離れ
ていた者が再びフィリピンへ単身で永住するときのビザなんじゃ。
奥さんと同伴しなくてもいいわけじゃ。
名称は、RETURNING RESIDENT(13E) というんじゃよ」
孫 七:「それって、どんな書類が必要ですか?」
万次郎:「確か年金の証明があれば、それ以外は大して必要じゃない。
申請料もACRI-Cardを入れても11,000ペソ程度じゃ」
孫 七:「へーぇ、そんなビザがあったんですかぁ。しかも13Eだった
とは・・・。
万次郎さん、有難うございます。早速、詳しく調べてみます」