恐るべし中国人・・その2
万次郎:やぁー、カールにお母さん、久しぶりです。
マサなら2階におるよ。
”カールは、息子マサと同級生の中国人です。
日本のアニメが好きで日本語がかなり上手な男の子です”
カール:お父さんに聞きたいことがあるんです。
日本語を教えてくれる学校を知っていますか?
万次郎:日本語ならマサに教えてもらえばいいじゃろうに。
わざわざ、高い授業料を払わなくてもいいじゃろう。
カール:マサは嫌だって・・・自分で勉強しなさい。だって・・・
万次郎:ぐぇー、・・・”なんと冷たい息子なんじゃろ、わしに似たのか?
お母さんの手前、恥ずかしいわぃな”
マサ!!お前、何でカールに日本語を教えてやらないんじゃ!
マ サ:だって、学校の図書館に日本語の教材があるでしょ。
カールなら自分で読めるし、大丈夫だよ。
万次郎:カールは、日本語の発音も綺麗だし、漢字も書けるだろ?
何を習いたいんじゃな?
カール:ひらがなの読み書きが出来ないんです。
万次郎:うーむ、そうかぁ。ひらがなとカタカナじゃな。
やはり、将来は日本で医者になるつもりなのかな?
カール:はい。
万次郎:フィリピンでは、国籍の問題で資格が取れないが、
日本でもかなり勉強しないと難しいぞ。
どうして、中国で医者にならないんじゃ?
日本と変わらない位のそこそこの収入があるんじゃろ?
カール:でも、中国は、医者と患者の関係が良くないんです。
中国では、医者は一番リスクの高い職業なんですよ。
患者から暴力を受けたり、殺されているんです。
万次郎:えー!そんなぁ。信じられん。
カール:中国では、お金がない人には医者は治療しないんです。
医療保険にも入れない人が多いので、一般の国民は
満足のいく治療を受けれないし、お金持ち優先なんですよ。
医療事故も多く、患者から暴言だけではなく、暴行されたり、
殺されたりして、危ないんですよ。
万次郎:そうなんだぁ。最近、中国からの観光客は、医療爆買い
に日本へ来ていると聞いたことがあるが、医療事故も
多いんだ。日本のように、社会的に地位の高い職業
じゃないんじゃな。
カール、マサと日本へ行って医者に成りなさい。
日本語の勉強は大変じゃがな、頑張りなさい。
マサ!お前もじゃ!聞いとるのか!