親子留学の生活費
母 親:「そろそろ帰国します。主人から留学の生活費は、いくら位かを
確認して来るように言われているんですが・・・」
万次郎:「そうじゃのう、先ず、学費は年間10万ペソ前後をみておけば
良いじゃろう。お子さんが二人じゃから20万ペソじゃな。
月に換算すると2万ペソ弱じゃな。
ビザ代は、リタイアメントビザを取得すれば、年間360ドルじゃから
約2万ペソ、月に2千ペソ弱じゃ。
それと家賃は、平均1万5千ペソ。
次に高熱費じゃが、クーラーを節約して使用したとして7千ペソ、
その他、水道、スカイケーブル、WIFI、電話代で3千ペソ。
あとは食事代で月2万ペソくらいかなぁ。
それから、一番大事なメイドさんを忘れとった、月8千ペソかな?
そうすると、合計7万5千ペソか・・・日本円で約17万円じゃな。
これくらいが、日本人が生活できる最低のレベルと思った方がいい」
母 親:「家賃は、デポジットという敷金がいるんですよね?」
万次郎:「そうじゃ、じゃが、デポジットは、最終の家賃と相殺すればいいし、
一般的には、1ヶ月分じゃ。よく2ヶ月も3ヶ月もデポジットを払って
いるようじゃが、あれは外国人価格じゃし、不動産のエージェントを
使っているからじゃ。自分で探せば普通は1ヶ月だけじゃ。
それと、1年以上滞在する場合は、家具なしの部屋を借りたほうが
経済的じゃ。家具付きじゃと毎月3千ペソ以上上乗せさせられるし、
電気製品が壊れても修理もしてくれんし、交換もしてくれん大家が
多いみたいじゃ。リタイアメントの預託金と家具、電気製品は毎月の
生活費とは別に考えた方がいいな」
母 親:「日本での生活費とあまり変わらないですね。
でも、日本で2人共インターナショナル校へ通わせたら、
年間学費だけでも350万掛かりますからね。
それに比べれば、めちゃくちゃ安いですよ」
万次郎:「セブでも学費の高いところも有るんじゃが、マニラと比べても
四分の一くらいじゃ。兎に角、セブは安い。
じゃが、物価も授業料も毎年値上がりしとる。
10年後には、倍くらいになるじゃろう」
母 親:「万次郎さん、お陰で娘の希望が叶いそうです。
いろいろと有難うございました」